ノーコードツールSTUDIOについて#1「STUDIOとは」

STUDIOについて解説している記事のアイキャッチ画像STUDIO

こんにちは!
STUDIOに特化してWebサイト制作をしているたくみです。

この記事では、ノーコードでWebサイトが制作できるツール”STUDIO”について紹介します。

そして、次のような疑問を解決していきます。

✔︎ STUDIOって聞いたことあるけど、実際どんなことができるの?
✔︎STUDIOを使うメリットって何?
✔︎STUDIOでお金はいくらかかるの?
本記事は次のような人におすすめです。
・STUDIOに興味があり、まだ触ったことがないクリエイターの方
・なるべく低単価で、けどデザインにもこだわったホームページが欲しい事業者様
・サイト作成後は自分たちで運用したい事業者様
では、始めます。

STUDIOとは


STUDIOは日本発のノーコードでWebサイトが制作できるツールです。

STUDIO公式サイト:https://studio.design/ja


ノーコードとは、その名の通りコードを書かないサービスを指します。

プログラミングのコードを書いて制作する方法と比べて、専門的知識が不要なためドラッグ&ドロップなどの直感的な操作が可能です。

さらに、STUDIOはWebサイトに関する知識がない人でも操作が容易にできるように設計されたツールです。
では、どのようなことができるのか。はたまたできないのか。これから見ていきましょう。

STUDIOのこんなことができます!という4点

まずは、STUDIOの「こんなことができます!」という特徴やメリットについて述べていきます。

① 短期間での制作が可能
② 無料の画像やアイコン、フォントが充実している
③ デザインが高品質なテンプレートが豊富
④ 制作、公開、運用まですべて0円で可能

短期間での制作が可能

STUDIOはノーコードツールのため、コードを書いて制作するWebサイトより速く作成が可能です。

 

コードを書いても速く制作できますよ!


という意見もあるでしょうが、素材を用意する時間やデバッグ(チェック)する時間など、
トータルで考えるとSTUDIOに軍配が上がると思っています。

それに、ノーコードでの制作と同じくらい速くコードを書ける人がいても、おそらく見積もりは高くなってしまうでしょう。その点、STUDIOは単価を抑えて制作が可能です。

無料の画像やアイコン、フォントが充実している

STUDIOは用意されている素材が豊富すぎます。

画像は無料の写真リソースサイト「Unsplash」が利用できます。
フリー素材で良いという事業者様にとっては、希望に沿った画像をサイト内で探すことができ、負担軽減につながります。

アイコンはGoogleが提供している「Material Icons」そして「Font Awesome」の2種類が利用できて、
好みのアイコンでサイトを彩ることができます。

また、フォントも「Google Fontsと株式会社モリサワ社が提供している「TypeSquareが利用できて、追加や入れ替えが簡単にできます

STUDIOを初めて使ったときは「こんなにいろいろ用意されて、しかも無料だなんて…」と感動しました。

テンプレートが充実していて、しかもデザインが高品質

STUDIOはオリジナルのサイトを制作することも可能ですが、用意されているテンプレートを使用して制作することも可能です。

STUDIO Store:https://studio.design/ja/store

テンプレートは無料と有料があり、ジャンルごとに分かれているので目的ごとにサイトを選ぶことができます。

このテンプレートはデザインが素敵なものばかりで、テキストや画像を入れ替えればすぐに公開できるので予算を抑えたい事業者様にはおすすめです。

制作、公開、運用まですべて0円で可能

そして、個人的にはこれが一番驚いた点ですが、STUDIOの無料プランを利用して自分でサイトを作成してしまえば、本当に0円でサイトを持つことが可能です。

 

いやいや、そんなこと言って実はどこかではお金が発生するんでしょ?

と思う方もいるかもしれませんが、無料プランの場合は本当に無料です。
プランの詳細については後で説明します。

ここまででSTUDIOに興味を少しは持っていただけたでしょうか?

ただもちろん、良いことだらけではありません。
次はSTUDIOでできないこと、今後に期待する点を見ていきましょう。

STUDIOの今後に期待!な3点

STUDIOはWebサイト制作ツールですが、どのようなサイトでも作れるわけではありません。
できることに、次のような制限があります。

① 機能に制限がある
② ノーコードツールだけれども…
③ とりあえず有料プランにすれば良いというわけではない

機能に制限がある

STUDIOでは会員登録や決済の機能がありません
そのため、会員サイトやECサイトなどの制作には不向きです。

なお、会員登録はできないがサイトにパスワードを設定して特定の人にしか見れないようにする方法、決済ツールと連携して外部リンクを設置する方法など、擬似的に近い方法でサイトを制作することは可能です。

ノーコードツールだけれども…

STUDIOについて、冒頭で「Webサイトに関する知識がない人でも操作が容易にできる」ツールだと述べました。

確かに、コードを書くといった専門的な技術は必須ではありません。

しかし、サイトを編集するための専門用語や機能はSTUDIOにも備わっています。
そのため、それら機能がどのような役割があるのかというのを理解しておく必要はあります。

ノーコードだからといって、Web制作に関する知識のない人が完璧に操作できるかと聞かれたら、少なからず操作方法を学ぶ必要があるでしょう。

とりあえず有料プランにすれば良いというわけではない

プランの比較図

 

「A、B、Cと3通りの有料プランがあります。Aが一番安く次にB、Cと続きます。」

 

このように聞いたら、それぞれのプランの内容はどのようなイメージをするでしょうか?

Aには最低限の機能が備わっている。
その次のBが「Aの機能+α」で内容がより充実している。
そしてCが「Bの機能+α」で一番内容が充実している。

このように思うのではないでしょうか?

しかし、STUDIOの場合はこの限りではありません。

プランによってできることが異なり、それに応じてサイトの内容や運用の方法が変わるのです。

STUDIOでできることや制限についてご紹介しました。それぞれの内容でプランについても触れました。

では、STUDIOにはどのようなプランがあるのか。それぞれのプランの内容はどのように違うのか。

次はプランについてご紹介です。

STUDIOのプラン

有料プランvs無料プラン

STUDIOの無料プランと有料プラン。それぞれどのようなことができるのか見ていきましょう。

無料プラン

前述した通り、STUDIOは制作から公開、そして運用まで0円で可能です。

無料でアカウントを作成して、無料の画像を利用してサイトを制作、そして無料で公開できます。

サイト公開時に必要なドメイン代もサーバー代もかかりません

STUDIOは独自のサーバーを持っていて、全プランで利用できるからです。

ただ、次のような制限があります。

▪️ドメインの最後に「.studio.site」が付く

無料プランでは独自ドメインが使用できません。どのようなサイトでも公開時には「.studio.site」が付きます。

(例)
takumi-corporate.com→設定できない
takumi-corporate.studio.site→このドメインでサイトが公開される

企業サイトなどで既にドメインを所持している、独自ドメインを使いたいなど希望がある場合は有料プランを利用する必要があります。

▪️サイトの左下にSTUDIOバナーが付く

無料プランだと、画面左下に「Designed with 」のバナーが付きます(はSTUDIOのロゴ)。

これは有料プランに加入すると表示・非表示の設定が可能です。

▪️Google Analyticsなどのアプリと連携ができない

STUDIOでは連携できるアプリが色々と用意されています。

マーケティング用にGoogle AnalyticsやGoogle Tag Manager、
カスタマーサクセス用にチャットツールなどが備わっています。

しかし、これらもすべて有料プランでのみ利用可能です。

公開後のサイトのアクセス解析をしたいという希望がある場合は、無料プランではなく有料プランへの契約を検討しましょう。

有料プラン

有料プランは3つに分かれます。

・Starterプラン
・CMSプラン
・Businessプラン

この3つです。

※正確には、さらに上のプランとしてEnterpriseプランがありますが、中小企業や個人事業主が持つWebサイトならBusinessまでで充分です。

各プランの内容は下記表の通りです。

StarterプランCMSプランBusinessプラン
料金(月額/年払いの場合)¥980¥2,480¥4,980
内容

独自ドメイン公開

月間PV数 50,000PV

パスワード保護

STUDIOバナー非表示

Google Analytics等の外部連携

フォーム1,000件

Starterの全機能

月間PV数 100,000PV

2,000 CMSアイテム

フォーム10,000件

複数のライター権限

CMSの全機能

月間PV数 1,000,000PV

10,000 CMSアイテム

高速サポート対応

無制限のライター権限

ここで着目して欲しいのが、StarterプランとCMSプランの違いです。

Starterプランには、CMS機能がないことがお分かりでしょうか。

これが有料プランで注意しなければいけない点で、有料であればどのプランでも無料プランより内容が充実しているというわけではないのです。

むしろ、無料プランではCMSが利用できます。CMSプランとBusinessプランでも利用できます。

Starterプランのみ、CMSが利用できないということを理解しておきましょう。

そのため、公開後のサイトを自身で運用して「お知らせ」や「ブログ」を更新していきたいというクライアントには、無料プランもしくはCMSプラン以上を提案しましょう。

STUDIOのココがすごい!3選

ここまでSTUDIOでできることやできないこと、各プランについて書いてきました。

ここまで読んでくださった方には、STUDIOが優れてはいるが万能ではないということが伝わったのではないでしょうか。

私自身、STUDIOでサイト制作をしていてクライアントからの要望に100%応えることができない場合は「申し訳ないな」とか「もっとこんな機能があったらいいのに」と思います。

しかし、それでも私がSTUDIOに特化しているのは、次のような理由があるからです。

① サポートが厚い
② アップデートで日々進化
③ コミュニティが活発

サポートが厚い

STUDIOは使用方法を公式Youtubeやヘルプサポートで紹介しています。

初心者でも一からSTUDIOについて学びながら理解を深め、分からない点は大体このどちらかで解決できます。

STUDIO Japan:https://www.youtube.com/channel/UCh4_wCvICgiHg0utNFziOoQ

また、有料プランの場合は有人チャットに問い合わせることができ、実装方法や疑問点を公式サポーターに相談することができます(以前は無料プランでも相談することができましたが、2023年の8月15日以降は有料プランのみになりました。STUDIOの需要が伸びているのが伺えます)。

アップデートで日々進化

STUDIOのアップデート速度は圧倒的なものがあります。

定期的にデザインや機能のアップデートがあり、実装ができなかったデザインができるようになっています。

「STUDIOで制作したい」
「クライアントの意向をサイトに反映したい」

制作者の立場としては上記のような想いがあるので、できることの幅が増えるのは非常にありがたいです。

コミュニティが活発

そしてこれも楽しい点ですが、STUDIOはコミュニティが活発に動いています。
STUDIOの公式スタッフが一方的に発信するだけでなく、ユーザーもかなり色々な内容を投稿しています。
(STUDIOの実装テクニックや手がけたサイトの紹介、疑問点をユーザー同士で解決し合うこともあります。)
また、公式サポートによるイベントも定期的に開催されており、STUDIO機能の活用方法や基本の操作方法などをオンラインで解説してくれています。
STUDIOは公式スタッフだけでなく、ユーザーの熱量も高い点が魅力的だと感じます。

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます!

この記事を通してSTUDIOの魅力や良さが伝われば嬉しいです。

実際にSTUDIOに触って、どのようなことができるのか試してみたいという方のために、最後に簡単にログイン方法だけご案内します。

ログイン方法

STUDIOログイン画面:https://app.studio.design/ja/login

STUDIOへはメールアドレスで登録する他、FacebookかGoogleを連携してログインする方法があります。

STUDIOのログイン画面

FacebookかGoogleを連携する方法ではすぐにアカウント画面に移動します。
メールアドレスの場合は、アドレスとパスワードを入力すると、入力したアドレスに受信確認用のメールが送られます。

届いたメールに記載されたURLをクリックするとログインが完了し、アカウント画面へ遷移します。

 

STUDIOのアカウント画面

 

こちらからチュートリアルを確認することもできるので、いろいろ操作してSTUDIOを試してみてください!

お問い合わせはこちら

以上でSTUDIOについてのご紹介を終わります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

STUDIOを使用したサイト制作のご相談や実装方法などの質問は、下記お問い合わせより受け付けております。

どうぞお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

また次の記事でお会いしましょう。

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