全ては、SNSに流れてきたこの投稿から始まった…。
『サイゼリヤのメニュー全品制覇チャレンジ』
この投稿に対して、「我こそは!」と集まった有志たちで見事企画が実現!
今回はその様子を記事にしてお届けします!


テレビかよ!


コロナ対策はどうだったの?


達成できたの!?
など、いろいろなご意見があるかと思いますが、それらに対する回答は下記本編をご覧ください!
それではどうぞ!
※現場の臨場感が伝わりやすいように、時刻とともに挑戦者たちのリアルな心情をお届けします。また、本企画の実行にはお店側の許可をいただき、コロナ対策にも可能な限り取り組んでおります。
サイゼリヤのメニュー全品制覇
14:00 集まる有志たち
とある日曜日の昼下がり。ランチタイムが終わる時間帯を見計らってみんな集まり始めた。
コロナ対策と、注文数が多いため店側へ配慮してのことだ。
今回の舞台となるのは、”サイゼリヤ リンクスクエア新宿店“。
こちらのお店は予約ができるので、あらかじめ連絡して席の確保をお願いしておいた。
(なお、サイゼリヤのコロナ対策に関する取り組みはこちらから。)
スタートメンバーは全部で7人。
いままでSNSでやりとりしていたことはあっても、会うのは初めての人も多い。
軽く自己紹介しながら、メニューを見てどんな料理があるか・どう食べ進めていくかを話し合っていく。
今回の企画のルールは以下の通り。
【ルール】
✅メニューは単品のみ注文。(パスタの大盛・ピザのWチーズ・その他トッピングなどは頼まない。)
✅ライス・パンのセットは無し。(もともとセットでメニューに載っている場合は注文する。例:”セットプチフォッカ付きミラノ風ドリア”)
✅同じ料理がメニュー表の何箇所にも載っている場合は、1回頼めば良しとする。
✅アルコールは無し(ドリンクバーは人数分注文する。)
✅頼んだものは残さない。
料理は全メニュー食べるが、アルコールは今回無しにした。
14:15 チャレンジスタート
遅れていた参加者を除いて、7人でスタートした。
料理の注文を始める。まずはみんな、食べたいものから頼み始める。
注文方法は用意された注文用紙に、メニューに割り振られた番号を書いていく形式。
ちなみに、今回のチャレンジをするにあたってこのようなものを用意した。
メニュー表のコピーだ。
料理を注文するタイミングで同時にチェック(バツ印)を付けていく。そうして何を頼んだのか忘れないようにする。
用意はバッチリだ。
料理が出てくるまでの間に、参加者の1人に今回のチャレンジに対する意気込みを聞いてみる。


いけるでしょう。余裕だと思います。
賢明な読者はお気づきだろうが、これはフラグである。
14:30 食べ始める
注文してしばらくして、料理が出てくる。
なんと素敵な光景だろう。
このようにいろんな種類を食べることなんて通常ではしない体験、楽しい。美味しい。
いろんな料理を味わいつつも、ここで食べることばかりに集中していてはいけないのだ。
「食べる」と「注文する」を同時にこなさないと、次の料理が来るまでに時間が空いてお腹が膨れてしまうからだ。
食べながらも、次に何を頼むかメニューを見ていく。
15:00 まだ余裕がある
次々に来ていた料理の波が、ここで一旦途切れる。
このとき、参加者の表情にはまだ余裕が見られた。この時間を利用して、どれだけ食べ進めたのかを一度確認することにした。
前菜メニュー:残り3~4品
パスタメニュー:10種類以上ある内、まだ2種類しか頼んでいない。
ハンバーグなどの鉄板メニュー:ようやく半分程度。
などだ。
全体の1/3は注文したが、まだまだパスタや米類の炭水化物を中心に残っている。
確認をしていたとき、新たに1人参加者が到着した。これで8人になった。
先ほどまで余裕が見れたみんなの顔がやや曇る。時間が空いて、腹7分目~8分目になってきていた。
新たな参加者の食欲に期待をはせ、炭水化物メニューを少しでも減らそうと頼んでいく。
15:40 デザート休憩
頼んだ料理をここで全て食べ切った。みんなの限界が近づいている。
味覚を変えるために、デザートを頼んでいく。
ずっと温かいものを食べていたから、冷たいアイスクリームやゼリーが嬉しい。口の中がさっぱりする。
デザートを食べたことにより、ようやく全メニューの約半分を食べ終えて折り返し地点に来た。コピーしたメニュー表にバツ印が増えていく。
しかし、まだ主食系のパスタや米類などの料理がある。
16:20 気づいてしまった真実と思わず出た名言
開始から2時間が経過。
現在8人で挑んでいるこのチャレンジ。とあることにみんな気づいた。
「このチャレンジこの人数じゃ無理だ。」
……
……
……
冷静な判断で状況を理解した参加者は、迅速に応援を求めていく。
するとなんと、舞台である新宿区に在住している人や、たまたま近くにいた人たちが来てくれることに。なんと交友関係が広いことだろう。持つべきものは友達だ。
これで元気がでた一同。すでに注文して届いていた料理を減らすため、食べ進めていく。
ドリンクバーの飲み物で、口の中をリセットしながら少しでも減らしていく。飲み物の清涼感がありがたい。
そのときに、参加者の1人から思わず出た一言。


飲み物に人生救われた。
周りの人もそれに同意しながら、食べ続ける。
16:30 限界かと諦めかけたそのとき…
「これが現実なんだよ…」
目の前の料理に苦しむ参加者。
すでに胃の限界は超えている。満腹度150%は超えている。いまお腹を触られたらアウトだ。
一方で、まだ料理はテーブルに残っている。まだ注文していない料理がある。
分かっている。分かっているけれど、料理が口に入っていかない。
もう限界だ…
誰もがこれ以上は食べられないと思ったそのとき。
「おぉー!」
突然手を振る参加者の1人。その先を見てみると、先ほど連絡した助っ人の1人目が来てくれたのだ。
湧き上がる拍手。元気付けられるメンバー。
注文を再開する。
16:45 増え続ける助っ人
ここまでで食べた料理数は67品。全体の3/4に及ぶ。
引き続き助っ人が来るのを待つ。そして他に来れる人がいないか探し続ける。
それから30分以内に、もう2人来てくれた。これで全部で11人になった。
最初から参加しているメンバーはもはや食指が動いていないが、助っ人が料理を食べ進めてくれるおかげで少しずつ前進している。
17:30 諦めるわけにはいかない理由
ここで動きがあった。
参加者の1人が、時間切れだ。次の用事のためここで離脱することに。
仕方あるまい。開始から3時間以上経っているのだ。
これで人数は10人になった。みんなお腹は一杯だ。まだ食べられる状態じゃない。
なぜここまでやるのか。なぜ諦めないのか。
その理由を、今回の企画者であるS氏に聞いてみた。


サイゼリヤで全品制覇することは、私の中学からの夢だったんです。
これまでの人生、何度もやろうと思ったこの企画。
しかしなかなか人数が集まらず、思うようにはいかなかった。
試みても実現には至らず、やりたくてもやれなかった。
だが夢は諦めずに抱き続けた。そして大人になったいま、SNSを通じて有志が集まってついに開催することができた。
コロナ禍の昨今。実行するにはハードルがいろいろあった。
実現に向けて、お店に許可を取り、テーブルの位置をお店の端にしてもらい、席の間隔を開けて、消毒や取り分けの際には気を配った。
集まった中には初対面の人もいるが関係ない。みんな仲間だ。集まってくれたみんなと、なんとかしてこのチャレンジを成功させるんだ!
その想いを聞いた参加者一同は気合を入れ直して、助っ人を待った。
18:00 時間だけが経過していく
全メニューのうち、まだ頼んでいない品は10品を切った。
あれからまた入れ替わりがあり、メンバーは全部で10人いるがみんな限界はとっくに超えている。
バツ印でほとんど埋まったコピーのメニュー表を見返していく。
もうサラダは全部食べた。デザートも全部食べた。
しかしまだパスタやピザが残っている。ドリアも残っている。
だが、もうこれらを食べる気力と胃が、誰にも残っていなかった。
18:10 見えてきた終わり
さらに助っ人が2人来てくれた。
これで残り7品だ。
米類をここで制覇した。ハンバーグなどの鉄板系も無くなった。
あと注文していないのは、パンが3種類・パスタ2皿・ピザが1枚・前菜が1皿だ。
「パンならまだいける。」そう言って、残りのパンを全部注文した。
残り、4品。
19:00 あと少しが終わらない
開始から5時間近くが経過。みんな動かない。メンバーがまた少し変わったが人数は10人のままだ。
パンを食べ切り、残り4品となった。
だがその残り4品のうち、3品がパスタにピザ。炭水化物だ。


なんでもっと早くに食べておかなかったんだ!
この記事を読んでいる読者から、そういう声が出てくるかもしれない。
しかし聞いてほしい。
現在サイゼリヤには、季節限定の商品を含み10種類を超えるパスタがあるのだ。
最初にパスタを始めとした炭水化物を中心に攻めてしまうと、きっとみんな他のものが食べられなくなっていただろう。
だからこの状況は仕方がないことなのだ。
決してみんな最初に食べたいものを食べていたツケが回ってきたわけではない。と思う。
19:20 託された希望
残っていた中で一番軽かった前菜を食べて、残り3品になった。
気合を入れ直した気合をさらに入れ直す。残っていた3品のうち2品、ピザとパスタを1種類ずつ頼む。
休憩したことにより、みんな1口分なら食べられるようになっていた。
そして残り1品になったパスタは、最後にもう1人だけ助っ人を呼んで託すことにした。
19:50 最後の1品
最後の助っ人が到着した。
いよいよ、残っていた最後の1品を注文した。
20:13 来るべき時が来た
助っ人が最後のパスタを食べ終えた。
その瞬間、このチャレンジが終了した…..
(もうちょっと続く)
まとめ
締めの一言
食べた料理の数:88品
かかった時間:5時間58分
合計金額:34,500円
参加者:総勢15名(助っ人含む)
最初はこの人数で大丈夫かと思ったこの企画。
お腹いっぱいになったら諦めてしまうのではないか。そう思ったがみんな食べ続けた。諦めなかった。
今回感じたSNSの繋がりに感謝しながら、最後にこう締めくくられた。
「お腹がいっぱいのときに飲むウーロン茶が一番美味しい。」
完
最後に
以上でチャレンジの内容について書いた記事は終わりです!
読んでくださってありがとうございました!いや〜長かったですね!(笑)
チャレンジ時の気持ちが伝わるように時間を細かく刻んでいったら、思いのほか長くなってしまいました笑
ともかくチャレンジは見事達成!
最後は企画者の一言で終わりたいと思います!ではまた!
\サイゼん品食べよう企画/
私がずっと夢にしてたことが、Twitterの仲間たちと叶えられるとは思ってもいませんでした
こんなに辛く苦しい戦いになるなんて思ってもいなかった…
初期メンバー8人から途中途中、助っ人を呼び15人での戦いに!!
皆さん本当にありがとうございました#DB01#す動 pic.twitter.com/SF84Iv4vPP— すさな仙人🌋 (@Susanaperson) December 6, 2020
今回の企画実行にあたって
前述でサイゼリヤ側のコロナに対する取り組みは書いていますが、参加者側は下記内容を意識して取り組みました。繰り返しますが、本企画の実行にはお店側の許可をいただき、コロナ対策にも可能な限り取り組んでおります。
【参加者のコロナに対する取り組み】
・同席のグループ内でも席の間隔を広げて、身体的距離をできるだけ確保する
・飲食中以外の時間(トイレ移動、会計、注文時、食後の会話など)におけるマスクの着用
・こまめな消毒
・席を固定。ウロウロさせない
・料理は取り箸を使う。箸やスプーンなどを共有しない(感染者の唾液の付着による感染の予防)
・終了後、店の前で溜まってワイワイなどしない
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