日本人の大学進学率は6割程度、大学在学者数は約291万人と言われています。(2018年度数値)
その内、在学期間中に休学する人は約7人に1人。数値上では大体41万人が休学経験があることになります。私も、大学4年生の時に1年間大学を休学しました。
自身の経験則を踏まえ、大学を休学するメリットについて紹介していきます。
大きく分けて、休学のメリットは3つあると思います。
・就職に影響しにくい
・「大学生」という肩書きを維持できる
・若いうちに色々経験する
です。1つ1つ説明していきましょう。
就職に影響しにくい
在学中の知り合いからは、「休学すると、就活が他の人より遅れるから不安…」といった声をよく聞きます。確かに、理由は留学にしろ、インターンにしろ、アルバイトにしろ、卒業に必要な単位を取らなければ、1年間遅れるのは当然です。
しかし、社会人から見ると、休学なんて就活には全然影響しなかったと感じていますし、他の休学経験者もそう見えます。私の場合、休学した理由は留学ですが、どんな理由で休学していたにせよ、就活に「休学」が足かせとなることは無いと思っています。
むしろ、休学している間に+αで武器を身に付けたほうが、就活に有利に働くと考えています。
「大学生」という肩書きを維持できる
大学生の1年生の時に休学するにしろ、4年生の時に休学するにしろ、「大学生」という肩書を持ったまま外の世界に出ることは非常に有益だと思います。
留学・インターン・旅行等で学外で活動すれば、それは後々、「大学生の時に、○○の活動をしていた」と言えることが出来ます。
SNSで自分を発信する際にも、自分がやっている活動内容に「大学生」という肩書を付加すれば、「まだ大学生でこんな活動をしているなんてすごい!」と社会人からは見られます。
「大学生」の間にしか出来ないことは、休学してもやる価値はあります。
若いうちに色々経験する
このように表現すると自分がおじさん臭くなりますが(笑)、実際そうだと思います。
30歳より25歳、25歳より20歳。進路が決まる前の身動きが取れる間に、他の人より多くの経験をしておけば、それは人脈・知識・収入となって将来の自分に返ってきます。その中でも大学生は、親元から離れることが多く、法律的にも自由度が高く、自分意思が重要になってくる期間です。
高校生より金銭的に余裕があり、社会人より時間に余裕がある。これが大学生の1番のメリットでしょう。
休学して海外に行くのがお勧め
ここまで休学が良いと述べてきましたが、「実際に休学して何をすればいいのか?」と尋ねられたら、私は海外に行くことをお勧めします。
先ほども述べたように、私も留学してフィリピンのセブ島に語学留学に行っていました。そこでの経験は、今でも財産になっています。留学でも、インターンでも、それともバックパッカーになって長期の旅行でも良いと思います。休学してまとまった時間を取れれば、選択肢が増えます。これは、企業に勤める社会人には難しい事です。海外に行って、体験して学んで感じたことはその後の人生観を変えます。
「休学」のメリットについて述べていきましたが、経済的に事情で休学できない人や、早く就職したい人、そもそも休学に興味ない人もいると思います。
しかし、私は休学してみて、通常の4年間大学をストレートで卒業するよりも、多くの経験を得られ、価値観が変わりました。
休学しようか悩んでいる人は、是非一歩足を踏み出してみてください。
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