簿記2級に落ちた…原因は◯◯だった?

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「簿記2級の合格点に全然届かなかった…」

「簿記3級は1回で受かったのに、2級は何回も落ちた…もう嫌だ」

「範囲が広すぎて、理解が追いつかない」

日商簿記2級を勉強中で、このように思った人へ。

本記事は、日商簿記2級を受けようとしている人•受けたけど落ちて再受験を考えている人向けに「試験に落ちる原因」を私見で書いていきます。

試験に落ちてしまっても、落ち込む必要はないです。例え落ちてしまっても、それが普通です。

日本商工会議所のデータによると、2021年に行われた試験の合格率は下記の通りです。

2021年2月(第157回):8.6%

2021年6月(第158回):24.0%

2021年11月(第159回):30.6%

このように、日商簿記2級はちょっとやそっと勉強しただけでは合格できない、難しい試験です。

私自身、本格的に勉強してから挑んだ試験でしたが2回落ちて3回目にようやく合格しました。

だから、何回落ちても大丈夫!何度でも諦めずに挑戦してください!

 

これがこの記事で一番言いたいことですが、やはり試験に落ちると落ち込んで悔しいものですよね。

私も試験に落ちるたびに「またあの問題集に戻らなければいけないのか…」と憂鬱な気分になりました。

十分に対策して自信満々で受けた試験でも(実際に手応えはありました)、あと一歩及ばず非常に悔しい気持ちでした。

最後は半ば諦めた気持ちで、これでダメならもう簿記の勉強をやめようと考えていたくらいです。

だからこそ、試験が終わって合格の文字が目に見えた瞬間はこれまでの努力が報われたと思い、パソコンの前でガッツポーズしました。

そして、合格した後に冷静になった頭でそれまでの過程を振り返ると「なぜ落ちたのか?」という問題点が浮かび上がってきました。

その問題点を、これから述べていきます。

前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に移ります。

日商簿記試験に落ちる原因

①短期間での合格を目指しすぎ

日商簿記2級に合格するには、数ヶ月の勉強期間が必要です。

平均的な勉強時間は200~250時間。人によっては、1日に2時間勉強して、3ヶ月~半年かかるとも言われています。

それなのに「自分は他の人より早い期間で合格してやる!」と意気込み、試験の日にちを勉強を始めてから1ヶ月後などに設定する人がいます(自分のことですが)。

試験の日程を早めに決めることは悪いことではないです。期間を設定することにより、いやが応にも勉強をしなければいけない環境づくりは大事です。

しかし、あまりにも短期の目標設定だと学習時間が足りず、理解が追いついていないまま試験に臨むことにもなりかねません。

仮に短期間で合格したとしても、その知識が身についているかは疑問でしょう。

勉強を始めてから試験の日にちまでは、余裕を持って設定することをお勧めします。

②簿記3級の延長だと思い込んでいる

2級の試験はいきなり2級を受ける人と、3級に合格した後に受ける人の2パターンあると思います。

3級に合格した人は簿記に関する知識や試験の傾向が把握できているため、2級も同様に勉強すれば合格できると考えてはいませんか?

私も、3級には1ヶ月の勉強で一発合格したので、2級も一発合格を狙う気でいました。

しかし現実は、3級より圧倒的なボリューム(商業簿記に加えて工業簿記)に時間だけが過ぎていき、同じくらい勉強したと思って試験に挑んでも結果は散々でした。

3級と2級は、全く難易度の違うものです。しっかり勉強に取り組んでいきましょう。

③圧倒的に量が足りていない

結局、試験に落ちる原因はこれです。

試験に落ちるということ⇒内容の理解が足りていない⇒量をこなしていない

からです。

参考書を読んだら、問題を何回も解きましょう。そして、過去問を何周もしましょう。

私自身、試験を受ける前から合格するまでの期間、過去10回分の過去問や予想問題集を7~8周以上は解きました(落ちてから再び勉強するときは「あぁ、また勉強しなければいけないのか…」と本当に嫌でした)。

大事な点は、参考書を読むだけでなく、問題(特に過去問)を何回も解くことです。

そうすることにより、試験の流れや自分の得意不得意が分かってきます。

さらに、所見ですが過去問を10回分も解くと類似問題がいくつもあることが分かってきます。
そのような問題を何回も解くことで、理解がさらに深まり自信につながっていきます。

④試験の傾向を一覧化すべし

これは再受験する人だけでなく初めて解く人にもお勧めですが、自分の苦手分野を一覧化しましょう。

試験1週間前までに、自分の苦手分野の解く流れや公式などをノートに書き写し、それを元に問題を解いて解き方を理解していきましょう。

例えば、工業簿記の標準原価計算が苦手な人は差異を求める式をノートに書いて問題を解いていき、最後にはノートを見ずに解けるようにしておきましょう。

まとめ:諦めないことが大切

自分の体験を振り返り、2級に落ちた原因はなんだったのか。合格するにはどうすべきか書いていきました。

書きましたが、一番大事なことは冒頭にも書いた通り『諦めないこと』が大切です。

幸い、現代はネット試験の場合だと最短で4日後には再び試験を受けることが可能です。

合格点にギリギリ届かなかった、という人は、落ちてしまっても即次の試験日を決めてリトライしたほうがいいです。試験までの期間が長引くと、モチベーションの維持が大変ですし覚えた内容がまた抜けていくといった問題があります。

何回落ちても、最後に合格すればそれは”合格”です。合格すれば全てが報われます。反対に、諦めてしまうとそれまでの勉強にかけた時間や費用が全て台無しになってしまいます。

諦めずにめげずに、勉強を重ねて合格を勝ち取ってください。

この話は以上です。

勉強方法に関するもっと詳しいことは、こちらの記事で紹介しているのでこちらもぜひ読んでください!

【合格体験談】日商簿記2級の独学勉強方法
日商簿記2級をネット試験で受けて合格したので、使用した参考書や勉強方法、かかった勉強時間など、合格するまでにしたことを全てお話しします!これから日商簿記を受ける人の参考になれば嬉しいです。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

 

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